思わぬところで見つけた。
「エディ佐藤と彼のスウィング楽団」の2008年の演奏だ。
佐藤さんを最初にお見かけしたのは札幌駅近くにあった「ニューオリンズクラブ」というライブハウスで、当時私は大学一年生のジャズ研部員だった。モダン一色のジャズ研でスウィングジャズといえばダンス音楽としか思っていなかった私は彼らの演奏を聞いてショックを受けた。
その後、私は人生最初で最後のリーダーバンド「阿部昭敏とスウィングジャーナル」というバンドを作って活動していたことがあった。もちろん「エディ佐藤と彼のスウィング楽団」を最大限リスペクトしたバンドだった。
佐藤さんはその後メンバーの転勤等の理由で「スウィング楽団」の活動を休止することになってしまった。
当時私は碇昭一郎さん(tp)のバンドでベースを弾いていたのだが、ドラムの黒田さんの後任でエディ佐藤さんが入ることになり、思いがけなく共演できることになった。エディ佐藤さんはストレートなビバップも十二分に演奏できる方だったのだ。ちなみにその当時碇さんのバンドにはピアノの井上祐一さんやサックスの日暮龍一さんもいた。
いつのまにかエディさんのスウィング楽団が復活しているのを見て今日はとても幸せな気分である。